通院による薄毛治療を行う場合の病院の選び方と失敗しないポイント

薄毛は古くから多くの日本人が抱える悩みの一つで、クリニックなどで薄毛治療を行っている人も多くいます。一口に薄毛治療と言っても様々な選択肢があって、症状によって治療方法が異なることから、まずは専門家に相談をしてアドバイスを受けることが大切です。

今回は、薄毛治療の基本的な流れや治療法の説明と共に、クリニックを選ぶポイントについて紹介していきます。


外来で薄毛治療の流れ

通院で薄毛治療を行う場合に最初に行うのがカウンセリングです。これは薄毛に限った話ではありませんが、一見同じように見える病気でも患者によって起こる症状は異なります。どんなに優れた名医であっても、患者が抱える症状がわからなければ適切な治療を行うことはできません。

そのため、まずカウンセリングによる問診で患者の悩みを聞きながら頭皮の状態を確認します。このカウンセリングは病気はもちろんのこと、治療についての説明なども行われるので、疑問がある人はこの段階でしっかりと解消しておくことが大切です。

特に薄毛治療は長期に渡って行われるケースが多く、それに伴って治療費がかさんでしまうのは否めません。

予算に不安がある人はこの点についての確認も忘れてはいけません。気になるカウンセリングに必要な費用についてですが、殆どの病院が無料で行っているので気軽に受けることができます。

症状をより詳しく知るための検査

カウンセリングによる問診が終わったら、次により詳しく症状を知るために検査を行います。ここで行われるのは主に血液検査や遺伝子検査といった物です。薄毛になる大きな原因として挙げられるのが遺伝や体質で、同じ生活を送っているにもかかわらず薄毛になる人とならない人に分かれるのは、これら2つが関係していると考えられています。

先ほど説明した血液、遺伝子の検査はこの体質について知ることができるのが特徴です。そのほかにも、ホルモンの量や治療で投与する薬の効果の表れ具合なども確認することができます。この検査は多くの病院が自由診療としていることから、もし自分には不要と感じるのであれば受けなくても問題ありません。

しかし、受けることでその後の治療方針を明確にしやすいという利点があるので、特別な理由が無い限りは行う方が望ましいと言えます。

改善を促す治療薬の処方

ここまでの行程を経て、その人の薄毛の症状や体質について把握をした上で初めて本格的な治療が行われます。とはいえ、薄毛の場合は薬の服用や患部への塗布が主な治療となるので特に病院で何かをするようなことはありません。

処方される薬は男性と女性で若干異なりますが、薄毛の原因となる物質を抑制する、抜け毛の予防や発毛の促進など含まれている成分は同じです。中には市販のドラッグストアで購入できる物などもあるので、もし仕事などで定期的に診療時間内に通院することができない場合は、医師に相談をしてお店で購入していくといった選択もできます。

薬の服用だけでは改善できない場合の高度な治療法

薄毛で頭を悩ませている人の中には、処方された薬を服用、塗布しているだけでは改善が見込まれない程に進行してしまっているケースも少なくありません。こういった重度の薄毛の場合には、特別な治療を取り入れることがあります。

いくつかある治療法の中でも早期の改善が期待できるのがメソセラピーによる治療です。メソセラピーは注射器やレーザーを使って患部に直接育毛成分を浸透させていく治療法になります。直接薬を浸透させることで、服用するよりも確実性があって早期の改善ができるのがメリットです。

注射器を使うことから、治療に痛みを伴うのではないかと心配する人も少なくありません。しかし、医療技術の進歩によって痛みを感じないで行えるので安心です。

最先端の薄毛治療として注目を集めているHARG治療

数ある薄毛治療の中でも近年注目を集めているのがHARG治療です。このHARG治療は骨髄や幹細胞に含まれている成長細胞を患部に注入する再生医療と呼ばれる治療法になります。

前述したメソセラピーが患部に薬を浸透させるのに対して、HARGは頭皮に直接注入するのでより高い効果が期待できるのが特徴です。頭皮に注入することで不安に感じる人も少なくありませんが、安全確認がしっかりと行われていて副作用の心配もないので安心して受けることができます。

ただし、この治療は最先端の技術で行えるクリニックが限られているのが唯一のデメリットです。

合わせて読む:レディース用の薄毛治療

自分の髪の毛を利用する植毛

医療技術の進歩によって様々な治療法が開発されている中で、古くから行われているのが植毛です。植毛とは文字通り後頭部や側頭部など自身の残っている髪の毛の細胞を薄くなっている場所に移植する治療になります。移植によって患部に定着をすれば成長、生え変わりといった通常のヘアサイクルが行われるようになるので根本から改善することが可能です。

自身の髪の毛の細胞を利用するので副作用が起こる心配もなく、定期的なメンテナンスも必要がなくなるなどメリットは多くあります。とはいえ、あまりに薄くなっている面積の方が多い場合は細胞が足りなくなってしまうので利用することはできません。

そのため、植毛は比較的軽度な薄毛に有効な治療と言えます。

薄毛治療を受けるクリニックの選び方

需要の増加に伴って薄毛治療を行っているクリニックの数も増えています。こうした選択肢の多さによってどこの病院に行けばいいのか決めかねている人も少なくありません。クリニックを選ぶポイントはいくつかありますが、比較的重要となるのが立地です。

症状によって若干の個人差はあるとはいえ、薄毛治療は月に1回のペースで通院することが多いとされています。この説明を読んで月1回の受診なら多少遠くてもそれほど苦にならないと思った人もいるかもしれません。しかし、薄毛は時間を掛けて少しづつ改善していく病気なので、半年~1年といった長期に渡って通うことになります。

病院に行くまでに掛かるお金が治療とは別になる以上、少しでも負担を減らすためにもアクセスがしやすいクリニックを選ぶことが大切です。

治療の選択肢や必要な費用

立地と共にクリニックを選ぶ重要なポイントとなるのが治療の選択肢やそれに伴う費用です。ここまでの説明からもわかるように、薄毛の治療には様々な選択肢があって、人それぞれ最適な方法は異なります。クリニックの中には薬は取り扱っていても本格的な治療は専門としていないというケースも少なくありません。

そのため、事前にどういった治療が受けられるかについて確認をして、できる限り多くの選択肢が用意されている所を選ぶのがポイントになります。

治療を受ける上で気になるのが費用です。

薄毛は一般的な病気のように保健が適用されないため、クリニックによって金額は大きく違います。実際に同じ治療内容にもかかわらず、1回の受診で数千円単位の差があるという話は珍しくありません。例え数百円でも長期で通院をすれば大きな負担になるので、この点もしっかりと見極めることが必要になります。